KURO-BOXこと玄箱(くろばこ)を購入した。
数年前から玄人志向と言うブランド名でPCパーツの統一ブランドとしてデビューした時は非常に怪しい気がした。
いかにもって感じだし、それほど魅力的な製品も無かったし、あえて手を出すことはなかった。
この玄箱も面白そうだな~と思いつつも、HDD1台しか設置できないので容量が確保できないな~と思っていた。
時は少し流れて、ふとビックカメラで山積みされているのを見て買ってしまった(笑。
玄箱はPowerPC200MHz、メモリ64MBを搭載した立派なLinuxマシンだ。
基本的にNAS(Network Attached Storage)として使用する。
USB型の外付けHDDと見た目は似ているが、NASはLinuxが載っているだけあってちょっとだけ頭がいい。
ネットワーク経由でWin機やMacからもファイルを参照できる。
中はこんな感じだ。
HDDは別売りなのでベアドライブを自分を取り付けなければならない。
完成するとこんな感じ。
Linuxマシンとはいえパソコンではないのでモニタはつながらない。
ルータのようにWEBブラウザで設定を行うようになっている。
もちろんLinuxなのでtelnet接続も可能だ。
とりあえずsambaの設定をするとあっさりネットワークコンピュータ上にKURO-BOXが現れた。
贅沢を言えばギガビットイーサでHDD4台くらい接続できれば面白いのに。
しかしこの玄箱、なぜかUSB2.0がついている。
設定次第ではHDDを増設したりできそうだ。
またACアダプタではなく、電源内蔵もうれしい。
この手の製品は電源コードが抜けやすいACアダプタは絶対使ってはならないと思う。
実際ストレージの製品で安物はACアダプタだったりするので購入時は気をつけている。
さて、動作確認ができたのでファームウェアをアップデートした。
ファームウェアとは機器を動作させる組み込みプログラムのことだ。
玄箱のファームウェアはもちろんLinuxだ。
ファームウェアを1.01から1.02にアップデートするとなぜかDHCPからIPアドレスが取得できない。
いきなりネットワーク接続できなくなってしまった。
仕方がないので、ノートパソコンと玄箱をLANのクロスケーブルで接続して、ノートから玄箱に接続してIPアドレスを書き換えた。
わざわざクロスケーブルを持ち出したが、作業後本体に極性反転スイッチがついているのを思い出した・・・。ストレートケーブル使えるやん。
久しぶりにちょっと遊べそうなマシンが手に入った。