恵比寿ガーデンプレイス内にある東京写真美術館で開催されている、
”日本の子ども60年”を見てきました。
会場受付に展示してある広島の原爆投下直後に撮影された、おにぎりを持った子どもの写真にいきなり衝撃を受けました。この写真は子どもより親の表情がすごくて夢に出てきそうです。こなみにこの写真はタダで見ることができますが、ここまで来たら是非中に入ることをお勧めします。700円ですし。
写真は昭和20~平成17年までの60年の子供を通した写真を一気に見ることができます。
それもあってか来場者はほとんど50代以上の年配の方が多かったのが印象的でした。来場者の会話に耳を傾けているとやはり懐かしがっておわれました。またカメラマニアの方もいて当時のカメラについての雑談も聞こえました。
現代人でかつ当時を知らない世代にとって、戦後20年くらいの写真は本当にここは日本だったのかと言う思いと、中国に旅行した時のことを思い出しました。汚れた感じのところは非常に雰囲気が良く似ています。
また中国で見たの子供の笑顔が日本の子供とのそれと感じが違うことに違和感を感じていましたが、昔の日本の子供たちの笑顔を見て似ていることに気がつきました。
それが何なのかは言葉では説明できませんが、テレビやコンピュータゲームで遊んで育った子供とそうでない子供の差が表情に出ているのではないかと勝手に思ってしまいます。
もちろん私の気のせいかもしれませんが。
そして私が注目したのは戦後20~30年くらいまでの子供の髪型は、男の子はカツオヘアー、女の子はワカメヘアーでした。(笑)
また昭和30年代くらいのある家族の写真が展示されていましたが、見事にサザエさん一家と同じでした。家族の服装や髪型もそっくり。まるでサザエさんのモデル家族じゃないのかと思ってしまいました。
そんな”日本の子ども60年”は2006年1月9日(月/祝)まで開催中です。
アラーキーや土門拳など、写真家に疎い私でも知っている著名な写真家の写真も展示してあります。
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東京都写真美術館