担当者が技術に疎い場合、にかくソースコード一式を送りつけてくるのがいつものパターンです。
今回も案の定ソースを送ってきました。
それで見積もりお願いしますとせかします。
ソースコード一式を渡せばすぐ仕事を引き継いでくれると信じているようですが、あいにくソースに目を通す
時間が必要だということを考えてくれないのが困ります。
今回判明したのはターゲットはドコモのiアプリで、ダウンロードできない機種があると言うことでした。
アプリはダウンロード時にjam送信しますが、その時にダウンロード数をカウントする”仕掛け”を入れていました。
その仕掛けにどうも相性の悪い機種があるようです。
ふと気になったのは、プログラマから納品されたソースコード一式の中のアプリダウンロード用のHTMLにその仕掛けが入っていませんでした。
あとから追加したのだろうと言うことは想像できますが、それを仕掛けたのは一体誰なのか?
先方から話を聞いているとどうも先方(発注側)がアプリをサーバーに設置する時に勝手に組み込んだようです。
その仕掛けのソースを見ると、よろしくない方法でjamファイルを送信していました。
多分それが原因で一部の機種に問題が出たのだろうと推測します。
実際に検証したいと強く思ったのですが、事務所にない機種だったので真相は藪の中のままです。
そして先方はダウンロードカウントの仕掛けを外して問題がなくなったそうです。
あれだけ焦っていたのに原因がアプリではなかったと言う事が判明して安心したのか、連絡してこなくなったと言うことです。
疑われていたプログラマが気の毒です。
なんとなく話を考えると、そのプログラマが自分の請け負った範囲外のサーバー側の仕掛けのことまで対応をせまられて無視していたのではないかと思ってしまいます。
そういったスキルがないのか、無償で対応をせまられたかはわかりませんが・・・。