kodomodomo39 さんのところでNHKでカンフー講座をやるという情報を得た。
カンフーにご興味がおありと言うことなので、ちょびっと私の知識を・・・。
カンフーは中国語で”功夫”と書く。功夫の意味は時間をかけて練る、工夫すると言う意味であり、(中国の)武術を表す意味ではない。
功夫茶と言うお茶があるくらいだから。時間をかけて作ったお茶と言う意味だ。はじめてこのお茶を見た時、飲んだら強くなると思った(笑。
それでなぜカンフーと言うのか?
有名な説は、ある中国武術家が武術の演武を披露した。
演武の後こう言った。
「これが私の功夫です」
それを聞いた外国人(多分アメリカ人)は、これが中国武術のことを功夫と勘違い。
これが日本に伝わったらしい。
功夫は北京語のピンイン表記で、"gong-fu"と書く。
ローマ字風に読むとゴンフー。
しかし北京語の発音ではコンフーと聞こえる。(gongの発音は日本語にはない)
日本人の中国武術関係者はコンフーと言っている。
さて、それではなぜ”カ”ンフーなのか。ここからは勝手な予想。
アメリカのカンフーを有名にしたのはブルースリー。
彼は香港生まれ。言語は広東語。
広東語の功夫のピンインは"kung-fu"。(辞書を持っていないので間違っていたらスイマセン!)
kung-fuを英語読みすればカンフーとなる。
それが日本に伝わってカンフーとなったと思われる。
ちなみに昔の香港映画の日本語字幕はクンフーとなっている。
写真は1970年代にアメリカのTVで放映された”燃えよカンフー”のクワイ・チャン・ケイン役のデビット・キャラダイン。
デビット・キャラダインと言えば、キル・ビルのビル役として有名。