その機能の可能性を知る人ぞのみ利用されているリモートデスクトップ。
自分もその機能に魅了されリモート越しに数々のPCを管理している。
リモードデスクトップのクライアントソフトが自身が使用するPCにインストールされてないないとき、あるいはできない時にどうしてもリモートデスクトップしたい時があった時どうすればいいのか。
うれしいことにマイクロソフトにはその問題を解決する手段を用意してくれている。
それが
リモート デスクトップ Web 接続だ。
これはIISとActiveXを利用してWEBブラウザをリモートデスクトップクライアントにすることができるツールだ。
IISとActiveXなんてセキュリティ上問題ありの組み合わせだが、使い方に気をつければ問題ないと思う。
とりあえずWindows2003サーバーでこのツールをインストールして評価してみる。
まずはIISをインストールする必要がある。
IISをインストールするのは久しぶりだ。専らLinuxでapacheが多いから。
とりあえずIISはデフォルトのままでいい。
それからリモートデスクトップWEB接続ツールをインストールする。
このツールの説明にはIISのデフォルトRootにはインストールしないように書かれてあるが、セキュリティ上そうしたほうがいいのは言うまでもない。デフォルトのインストール先はIISのデフォルトRootの"TsWeb"フォルダとなっている。
準備が出来たので早速アクセスしてみる。
ブラウザのURL入力欄に、
http://localhost/TsWeb/ (←localhostは自分自身を示す)
と入力する。
また外部からアクセスする場合は、
http://www.hogehoge.jp/TsWeb/ (←hogehoge.jpは架空のドメイン)
とする。
こんな画面がブラウザに表示される。
まさしくリモートデスクトップの接続画面だ!
当初このツールはインストールしたサーバーしかアクセスできないと思っていたが、接続画面があるということは別のリモートデスクトップにもアクセス可能と言うことだ。
期待が膨らむ。
では接続画面にリモートデスクトップのURLを打ち込んでみる。
ブラウザ画面のWindwos2003のログオン画面が表示されログオンしてみる。
ブラウザの中にWindowsのデスクトップが表示されるという不思議な画面だ。
例えば会社からリモートデスクトップクライアントが利用できない時、自宅のPCに”IISとリモート デスクトップ Web”接続を仕込んでおくと、自宅のIIS経由で自宅のリモートデスクトップにアクセスできる。
ただし3389ポートは使用されているので、これが会社のネットワークで閉じられていればリモートデスクトップできない。