HinemosとはNTTデータのオープンソースプロジェクトで、何のソフトかと言えばサーバー管理ツールです。
大手企業の成果物をオープンソースで使用できるのは、最近の世の中の流れとは言えうれしい限りです。
機能は以下の通り。
(1)リポジトリ情報管理機能:
本ソフトウェアのメイン機能。各種機能が共通で使用する、グループ構成やノード構成の情報を管理します。
(2)状態監視機能:
イベントログ情報の集中監視を可能とします。グループ単位での表示ができます。
(3)性能管理機能:
CPU使用率などのリソース情報を、グループまたはノード単位でリアルタイムグラフ表示することができます。さらに、リソース情報の保存・表示や閾値監視も行うことができます。
(4)ジョブ管理機能:
ユーザ作成ジョブを、複数ノードを連携させて定義・実行することができます。
(5)一括制御機能:
複数ノードへのパッチ適用などを、簡単なGUI操作のみで、容易に実行することができます。
(6)アクセス管理機能:
各種機能を操作するHinemosユーザアカウントの管理を行います。オペレータ毎のログイン認証と操作単位でのアクセス制御が可能です。
(7)カレンダ機能:
祭日などのカレンダ情報をもとにジョブの実行の有無を制御できます。
(8)プロセス監視機能:
監視対象ノードのプロセス情報を取得して監視を行います。監視結果として指定されたプロセスの数を取得し、閾値判定を行うことができます。
(9)SQL監視機能:
DBMSに対して指定のSQL文を実行して、その結果に対して監視を行います。監視結果として得られた数値・文字列に対して、閾値判定・正規表現によるパターンマッチを行うことができます。
(10)SNMP監視機能:
SNMPポーリングによって取得した値により監視を行います。監視結果として得られた数値に対して、閾値判定を行うことができます。
ver2.1で新たに以下の機能が追加されました。
(1)アプリケーションログ監視機能:
任意のアプリケーションログに対して監視を行います。監視結果として得られた文字列に対して、正規表現によるパターンマッチを行うことができます。
(2)SNMPトラップ監視機能:
SNMPトラップを受信し、通知を行うことができます。
(3)HTTP監視機能:
HTTPプロトコルを用いてWebサーバの状態の監視を行います。 HTTPリクエストの応答時間での閾値監視、取得したページの文字列マッチングを行うことができます。
※各監視結果は、イベント情報・ステータス情報として表示可能であるほか、メール通知も行うことができます。
SorceForgeからダウンロードできます。
マネージャの動作OSはRHELですが、CentOSも行けそうですね。
暇を見て評価しようと思います。
Hinemos
SorceForge
Hinemos開発日記